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某団体の幹事長の思いつくまま書きなぐるブログです!
by t_kitaguchi_1981
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プロジェクトX

Excite エキサイト : 芸能ニュース 【「プロジェクトX」打ち切り危機…また問題発覚】
 NHKの人気番組「プロジェクトX」が大阪府立淀川工業高校を採り上げた回で、事実の誇張があったことが発覚した。この番組は私もテーマによったら見ることがあり、日本の技術の高さなどに改めて感心させられることがある。消失した鹿苑寺金閣の再現や中尊寺金色堂の補修、JRみどりの窓口の予約機の開発などは大いに関心させられた。しかし、どんな内容でも感動に持っていこうとするのはどうかと思っていた。


 この番組は全国PTAが選ぶ子供に見せたい番組1位のようだが、はっきりいって子供向けではない。子供に見せるならば、日本の技術力の高さを示すと共に、普通の人々が頑張ってこういう偉業を成し遂げたのだということを伝え、子供たちに採り上げられている人々のような地道な努力が大切だということをアピールするものでなければならない。

 しかし、実際は番組の主な視聴者である40代から団塊の世代に向けて感動を与えるようなつくりになっている。その時代を経験したものには感動を与えるのかもしれないが、若者からすれば感動の押し付けであり興ざめだ。この番組が「親が見せたい番組1位」でありながら「子供が見たい番組」にならないのは、「子供がバラエティー番組がすきだから」というだけではなく、この番組に感銘することがないからだろう。


 話しを本論に戻すと、今回の過剰演出も感動を誘うためにされたのだろう。初期状態を本来より低く設定しておけば、この工業高校の合唱部の活躍が本来よりも良いように見せられるという人の心理を利用した演出である。悪夢を見たあとにいつもの日常生活がいつもよりよく感じるのと同じである。

 番組をみている層は、「プロジェクトX」に感動を求めている。視聴者が求めているのが「普通の人がどのような偉業を如何にしてなしとげたのか」ということでなく、ただ単に「感動するか」であるから、感動させるために誇張がまかり通りようになったのだろう。


 「プロジェクトX」は今回の誇張以外にも、事実を一方からしか見ていない点や事実誤認などの問題が以前から指摘されている。記事には「白神山地・マタギの森の総力戦」のことが採り上げられているが、20%以上の視聴率をとった「あさま山荘 衝撃の鉄球作戦」でも現場で指揮を執った元内閣安全保障室長の佐々淳行氏から事実誤認の指摘(注1)と「殉職者までだした警察ではなく、地域住民に重点を置きすぎている」と抗議される一件があった。この放送の本質にも、「警察の苦労を見せるよりも、それを支えた地域住民のことに重点をおいた方が視聴者の感動を呼べる」という「プロジェクトX」の感動第一主義があったのではないだろうか?


 感動させれれば事実を誇張しても良いという感動第一主義を続ける限り、今回のような問題は何度でも起きるだろう。NHKは今後もこの番組を続けるつもりならば、番組のありようを根本的に考え直したほうがいいのではないだろうか?

【関連サイト】
プロジェクトX~挑戦者たち~

注1
番組では、氷点下20度の最前線にいる警察を寒さから救ったのは村の女性たちが握った暖かい握り飯だったと放送されたが、実際には最前線に握り飯が届いたときには凍ってしまっており、食べられなかったそうだ。最前線で一番重宝された温まるものは発売間もないカップヌードルだったそうだ。
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by t_kitaguchi_1981 | 2005-05-25 07:51 | 映像etc
<< やっと10勝 自己申告なんてするわけなかろう。 >>